「驚異の中国医学」の実例として、1963年に世界で最初に「切断された腕の接合手術」が中国で成功したこと、が紹介されます。そして65年には腕よりもっと難しい手の指の接合にも成功した、と。

ここで私は首を傾げます。それより少し後、リーダーズダイジェストの記事で、カナダでの切断された指の接合手術に成功した話を読んだ覚えがあるのですが、そこでは「標準手順では、まずビニール袋に切断された指を入れて密閉、それを氷水につけて運搬することになっている」とあったのです。理屈はわかります。切断面を直接氷水につけたら浸透圧の関係で組織が痛みますから。問題なのは「標準手順」の部分。もしかしたら、「世界で最初の成功例」と思っているのは中国だけなのでは?という疑問を持ってしまいました。で、調べてみたら、世界で最初の成功例は1962年マサチューセッツ総合病院のようです。

文化大革命の時代、日本では結構好意的に報道されていましたっけ。「赤い表紙の毛沢東語録を握りしめて恍惚とした表情で語る人民」なんて姿がニュースに登場しているのを見た記憶がありますが、そこから現在の私が連想するのは「偉大な首領様」を湛える北朝鮮の人たちです。