かつてシリアに毒ガスがある!とアメリカが騒ぎ出し、空爆をするぞ!と脅し始めたとき、ロシアは国際共同チームでの無毒化を提言して見せた。
もちろん、そのほうがずっと平和的であり、シリアのひとびとが苦しむこともない。国連安保理でもこの案は支持され、平和的な対処を行うことができた。

IS(自称イスラーム国)の問題でもそうだ。アメリカはISを口実にシリアの政権を覆そうとしている(もちろん、アメリカが正義でアサド政権が悪だと信じているわけだ)。
アメリカがシリアのアサド政権の軍やシリア市街、シリア市民を「誤爆」してもほとんどニュースにはならない。が、難民が多数あふれ出し、ヨーロッパに押しかけて問題となっていた。
そして、ロシアはアサド政権からの要請を受けて空爆に踏み切った(アメリカは現地政府の承認も要請も受けていないが正義を名乗っている)。
で、日本はというと「新三要件」を出すことによってアメリカの戦争には加担しない、と断っている。

で、ロシアの爆撃機がトルコとシリアの国境付近で撃墜される事態が発生したのだが・・・ロシアの反応はアメリカやフランスとは違う。空爆を強化したり、誰かを悪だと決め付けたりはしていない。もちろん、自己の正当性は主張しているが、決して誰かを非難してはいない。
トルコとの関係は冷え込むだろうが、それはそれ、である。